Takeshi Fukao, Faculty of Advanced Science and Technology, Ryukoku University

研究室: 瀬田キャンパス1号館509
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京都府立南陽高等学校との高大連携の取り組み

京都府立南陽高等学校にてサイエンスプログラムを行いました。

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 令和5年10月19日に京都府立南陽高等学校にて、 サイエンス講座として「考え方を広げること深めること」という題目で京都府立南陽高等学校サイエンスリサーチ科をはじめとする1年生3クラス合計約120名を対象に講座を行いました。深尾研究室では京都府立南陽高等学校と連携として平成25年度(2013年度)からサイエンス講座での講座を実践し続けています。 以下は講座を受講した生徒の感想です:

最初、講演会を聞く前は「少し難しそう・・・」と感じていましたが、実際に話を聴いてとても面白く、興味深い内容でした。数学は答えのある学問だと思っていましたが、本当にその答えになるのか、疑ってみることはとても大切なのだと分かりました。自分の知っている世界から新しい世界への拡張ができると、視野が広がりそうだなと思いました。
 
数学を例にして、考え方を深めることの大切さを学べて良かった。授業などで先生に公式を教えてもらって、「それはそういうものなんだ」と勝手に理解した気になっていたけれど「それはなぜか?」と考えることが学習を深める上で一番大切なのだと分かった。今後、分からないことがあったらそこであきらめるのではなく、見方を変えて、別の視点から考えるということを学びました。
 
固定された概念にしばられず「本当にこの答えはあっているのか」と疑い「できない・不可能」を「できる・可能」に変えることがこれからの数学で大事だと思った。
 
考え方を広げると今まで解けなかった問題を解くことができると分かりました。初めて習ったたし算・ひき算・かけ算もありました。解けなかったものを解けるようにするには、見方を変える必要があると知り、拡張するという発想が大切になると分かりました。考え方を広げてそして深めることでいつもはできない不可能なことが可能になると知れました。
 
とても興味深い講座でした。数が表す様々なものがあり、とても面白かったです。すでにある決まりを崩さずにこれまで考えていなかった世界へ考えを広げるということを自分もやっていきたいなと思いました。数学が楽しくなったような気がしました。
 
今日は考え方を広げること、深めることについて考えました。数の決まりは守りつつ、少しやり方を変えるだけで、できないことができるようになったことが驚きでした。「2乗して-1になる数はない」と考えたら、それ以上考えたことがなかったので、柔軟な発想が必要だと思いました。「できない」と思ってしまうと、それ以上考えるのをやめてしまうことが分かったので、これからは「できない」を「やってみよう」に変えていきたいと思います。

 深尾研究室では、高大連携を推進しており『新しい数(虚数の導入)』(50分:中学生も可)や 「平方根、数列、数学的帰納法、極限」を既習とする高校生を対象とした『考え方を広げること深めること』(50分)などの出前授業が行えます。 edu

 その他、高等学校1年生(2,3年生も可)を対象としたプログラム『数学と自然科学について』(50分×2=100分)を出前授業として京都府ならびに近畿エリアの高等学校で行っております。 このプログラムは「二次関数、二次方程式」を既習とする高校生を対象とした自然科学と数学との繋がりを学ぶアクティブ・ラーニング型の講座です。 (実績:京都府立南陽高等学校、京都府立洛北高等学校、京都府立東稜高等学校、京都府立洛西高校学校、滋賀県立八日市高等学校、京都教育大学附属高等学校)。


令和4年度 サイエンスプログラム

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 令和4年9月29日に京都府立南陽高等学校にて、 サイエンス講座として「数学と自然科学」という題目で京都府立南陽高等学校サイエンスリサーチ科1年生3クラスを対象に午前と午後の3回にわたり講座を行いました。

 深尾研究室では京都府立南陽高等学校と連携として平成25年度(2013年度)からサイエンス講座でのアクティブラーニングを実践してきました。 新型コロナウイルスの影響で昨年度までの3年間はアクティブラーニング形式での実践を行えませんでしたが、 あらためて今年度、京都教育大学の学部生10名のTAの協力の下、3クラス対象で行うことができました。 また、高校1年生のときにこのサイエンス講座を生徒として受講し、 その後、京都教育大学に入学した学部生5名がTAとして参加しました。 講座の最後には卒業生として在校生に向けて激励のメッセージを送りました。

VRポスターセッション

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 京都教育大学 令和3年度教育研究改革・改善プロジェクト経費「課題研究におけるフェルミ推定プログラムとVRポスターセッションの開催」 の支援の下、令和3年12月17日に京都府立南陽高等学校/京都教育大学附属高等学校と連携してVRポスターセッションを開催しました。

 社会情勢の大きな変化によって、これまで対面で開催が可能であった高校生のポスターセッションなど、教育的効果の大きなイベントが開催しづらくなっています。 一方で、オンラインミーティングのアプリケーションやタブレット端末、webカメラなどのICT機器の急速な発展とその活用が注目され社会情勢の変化に対応した形態でイベントが開催されるようになってきました。 そこで、すでに実践が進んでいる各高等学校で探究活動で行われた高校生による研究成果の発表の場として、「spatial chat」と呼ばれるオンラインミーティングのアプリケーションを利用し、 遠く離れた高校生が互いの成果を交流し合う仕組み作りを行うことをめざし、自由に動き回ることのできる仮想空間での「VR(Virtual Reality)ポスターセッション」を開催しました。


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 京都府立南陽高等学校と京都教育大学附属高等学校から各3グループ、合計6つのポスター発表があり、 約50名の参加者が各々のタブレット端末からVRポスターセッション会場にアクセスしました。 ポスター発表者はオンライン上で、実際のポスターセッションで用いられるようなパネルが描かれた場所にプレゼンテーションのファイルを用意し、 聞き手がやってくるのを待ちます。 開始の合図とともに聞き手はそれぞれが興味のあるポスターの前に自由に移動します。 聞き手が自由に動き回る状況は実際のポスターセッションさながらで、発表者の前に人だかりができる場面も見られました。


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 VRポスターセッションに使用した「spatial chat」と呼ばれるアプリケーションは、 他のオンラインミーティングのアプリケーションが持つ機能に加え、「距離」の効果が取り入れられています。 すなわち、近くにいる者同士の声が大きく聞こえ、一定の距離から離れる者の声は遮断される仕組みです。 話したい者同士だけが近い距離に集まって会話ができるため、隣のポスター発表の声は気になりません。
 参加した高校生はすぐにこのアプリケーションの操作になれ、チャットの機能もうまく利用しながらVRポスターセッションを楽しみました。 各学校のWi-fiを利用しての同時参加が中心であったため、同じWi-fi環境下の端末にラグが発生するなど所々でトラブルが発生しましたが、 ポスターセッション特有の、発表や質問を通じた他者との交流を体験することができました。

 京都府立南陽高等学校webサイト京都教育大学附属高等学校webサイトによる報告もご参照下さい。

令和3年度 サイエンスプログラム

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 令和3年9月24日に京都府立南陽高等学校にて、 サイエンス講座として「考え方を広げること深めること」という題目で京都府立南陽高等学校サイエンスリサーチ科1年生3クラスを対象に午前と午後の3回にわたり講座を行いました 以下は講座を受講した生徒の感想です:

できない、不可能で終わってしまうのではなく、深く考えることができて楽しかったしとても数学に興味をもつことができた。また、今まで勝手にある数をxとおいていたがそれもまた、 やっていいことなのかダメなことかを考えるきっかけになって楽しかった。
私は今回のサイエンスプログラムをうけて、今まで何気なく授業で習って問題を解くのに使っていた数学の知識が実は「拡張」という考え方を基にしていると知れた。 いくつか実際に問題を解いてみることで、数学の今までに習ったこととのつながりや新たな考え方を知ることができてとても良かった。 数学には「解析学」というものがあるのを知らなかったのでどんなことをしているのかもっと知りたいと思った。
規則とかが難しくて最初、混乱したけどルートがずっと連なる問題を解けたときはすごくすっきりしておもしろかったです。先生の教え方とか説明のしかたがすごくわかりやすくて、すぐ理解しやすかったです。 大学の先生の講義をきくことなんて、普段滅多にないので、貴重な経験ができて良かったなと思います。今回習ったことを実際に授業でやっていくときがきたら頑張りたいなと思います。
今学んでいる数学が見えている世界の数学であって、見えない世界が無限に広がっていることが分かった。自分も数学に関連したデータサイエンス(統計学)に興味を持っているので、これまでの常識を疑ってみるというところにとても関心を持った。 今回の講座は、数学だけでなく、他の学問にでも成り立つと思う。発見することだけでなく理解することもまた一つの才能であるということを初めて考えられたので、「勉強」ということに対する物の見方が大きく変化した気がした。 人のものを参考にして新たな発見をすることに対して、マネではないかと思うこともあった。しかし、これからは人のアイデアに耳を傾け自分だけではできないような大きな発見をしたいと思った。
それまでのきまりで不可能だと考えられていたものを新たなきまりをつくったり、そもそもの前提から考えなおすことで可能にするのは、数学だけにとらわれた話じゃなく他のことでも言えるなと思いました。 また、教えられた、偉い人がそういっていたからだけで簡単に信じてしまうのではなく、それでも本当のことなのかと疑うことはこれから自由に生きていく上でとても重要なことだと思われます。
最初は何について講義をしているのだろうかと思っていたが、複素数の話が出てきた時に、違う方面から数学を学ぶことに感動を覚えた。また、最後の辺りにあった一見難しい問題も 見方を変えて定義を考え直すことで解けたので、初心に戻って考え方を変える事の重要さを再確認できたし、何よりも楽しかった。
数学の複素数について視覚的に新たな観点から見ることができ、非常に大きな刺激となった。また、√の問題で「定義」に立ち戻って考えるというアプローチも、数学の面白さが感じられた。 このような別の視点からの考え方は、数学を学ぶにおいて重要なことだ。良い経験になったと思う。
初めに出てきたよく分からないルールが複素数と表現できることにおどろいた。こういう「拡張」は数学だけでなく他の分野でも必要な要素であると思った。

令和2年度 サイエンスプログラム

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 令和2年9月29日に京都府立南陽高等学校にて、 サイエンス講座として「考え方を広げること深めること」という題目で京都府立南陽高等学校サイエンスリサーチ科1年生2クラスを対象に午前と午後の2回にわたり講座を行いました 以下は講座を受講した生徒の感想です:

数学という一つの概念について深く探るということがとても面白かった。 普段当たり前と感じていたたことを改めて見直して考えていくことで新たな発見や結果につながると言うことが分かった。 ただ説明を聞くだけではなく自ら考え周りと協力し合いながら物事に取り組むということもまた大切だと感じた。 周りから教えてもらって初めて気がついた発見もあった。
普段あまり気にとめないようなことをこの講座で問いかけられたのでとても考えることができました。 また、自分では全く思いつかなかったことがたくさん紹介され、とても面白かったです。 常に分からないことについて深く考え『なぜ?』という思考を大切にしているつもりだったのですが、今回でもっと深く考えたいなと思いました。
『学びを自分のものにしなさい』とよく言われるのですが、今日その意味・方法が分かりました。 受け身で勉強するのではなく、自ら疑って考えていくことが真の学びなのだと思います。 これからは、もっとたくさんの方向から考えられるようになって、勉強(学んだこと)を自分の宝にしていきたいです。
今まで、先生が言っているからと同じ見方でしか見ていなかったことに気がついた。 これからは、少しでも疑問に思うようなことがあれば、疑いの目を持ちたいと思う。 しかし、これは数学にだけ当てはまることではないと思うので、将来の自分が学びたいことなどにも活用してゆけたらよいと思う。
数学の授業で教えてもらう定義や公式をただ真に受けとめるのではなく、見方を変えたり、正しいかを調べることで理解がさらに深まることが分かった。 今回、初めて大学の教授による講座を受けたが、他の分野の講座にも参加してみたいと思った。
今まで自分は、小中学校で数学の知識を増やして、数学の世界を広げているつもりだったけど、そんなものでは全然狭くて、考え方を変えるだけで、今まで習った範囲の中でも、 一気に世界が広がったり深まったりすることができるということをこの2時間で体感することができたので、とても意味のある有意義な時間になりました。
自分自身、数学をやってて『これは何でなんだろう?』と疑問を持つことがあった。 でも『そうなるから考える必要ないか』とあきらめていた。 今日、この講座を受けて『なんで?って思うことは大事で、それをつきつめていく中で新たに発見したりより深く理解したりできるんだな』と思いました。 これからは、不思議に思ったことを気が済むまで求める。
数学でも普段の生活の中でも、ある事柄に対して決まった見方だけをするのではなく、別の見方から物事を考えることは自分の思考や視野を広げることにつながるので、 そこのところを意識してこれからの日々を過ごしていきたいです。 また、教えられた通りのことだけを使って考えるのではなく、それは本当に正しいのかどうか見極める力をつけるのは必要だと思いました。
講座を受けて感じたことは、数学の奥深さです。 いつもは習ったことをその通りに受けとめていたけど、それが本当に正しいかどうかを深く考えることはなかった。 どんなことにも本当に正しいことなのかという疑いの目を向けて考えることによってさらに知識が深まるということを知ることができました。
深く考えれば考えるほど迷って分からなくなってしまうものだと思っていたけれど、深く考えて答えを見つけた人の考え方を聞くとすごいと思った。 哲学的で私は苦手な考え方だったけれど、答えを見つけるのは楽しいと思った。 何でも言われたことをそのまま信じるのではなくて『疑うこと』も大切なことなんだと感じた。 少しずつ答えが見えてくると楽しいと思うことができて良かったです。
サイエンスプログラムを受けて、今まで生きてきた中で教えられてきたことをそのまま信じることが多かったけれど、これからは一度疑ってみることも大切だと感じた。 問題を解いていて、疑問に思うことがあっても、それはそうなんだとそのまま覚えていってしまうことが多いけれど、たぶん高校で習うことに間違いないことはないはずだから、疑問に思ったことをこれがあっているとしっかり理解できるまで考えるということこれからはしていきたいです。
実際に問題をとくのに、指定された定義を使って考えていったりして、こんな考え方があるんだとおどろいた。 2時間の短い時間だけでも、以前より考え方が広まったんじゃないかと思う。 見方を変えることで『できる・可能』に拡張して考え方を広めていくという発想もあるということは頭に入れておくべきだと思った。 身近なところにも、考えを広めていくとおもしろいことがたくさんありそうだと思えた。

令和元年度 サイエンスプログラム

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「高大連携によるアクティブ・ラーニング教材の推進事業」

 京都教育大学 令和元年度教育研究改革・改善プロジェクト経費「アクティブ・ラーニング教材の開発・実践と教具作成に関する事業」 の支援の下、令和元年9月30日に京都府立南陽高等学校にて、 サイエンス講座を行いました。 京都府立南陽高等学校サイエンスリサーチ科1年生 2クラスを対象に午前と午後の2回にわたり講座を行いました。 京都教育大学大学院院生や学部4回生の他、京都府立南陽高等学校を卒業した1回生6名もTAとして参加しました。 1回生の中には自身もこのサイエンス講座を過去に受講した学生もおり、 高大連携の新しい取り組みとなりました。 以下は講座を受講した生徒の感想です:

普段の授業で習った基礎知識を使ってサイエンスプログラムで応用するというのがとても新鮮でたのしかったです。 また、グループ内で役割を分担したり、協力したりすることで自分になかった考え方を知れたり、達成感を感じました。
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今まで学んできた数学を使って、予測していろいろと計算したり、測って確実に正確な値にして、という過程が楽しかったし、自分が思いついたアイデアがよかったり、 周りの人の賛同を得たり、意見をかねあわせたりすることで、考えが深まったり、予測がどんどん正確なものへとなっていくのを体験できて、それが成功に つながったときに本当にうれしくて、実験とかサイエンスはこういう部分が興味深いところなんだなと知れた。
私自身も『数学を勉強して何の意味があるのか』と考えてしまうことが多い。しかし今回のプログラムで、数学を勉強する意味の一端に触れられたと思う。 またコミュニケーションの重要さもわかった。 edu

今回のプログラムは班の人たちとしっかりと話しあえて成功にたどりつけたので本当に満足でした。また、予測で求める、つまり見えるところから見えないところを予測することの 難しさ、大変さと終わったあとの達成感というかコロンと球が入ってとても気持ちよかった。今日うけたプログラムで予測するときの 正確度の大切さをしることができた。これからのサイエンス研究でもこの経験を活かして正確な研究をしていきたい。
なにもヒントが与えられていない状態から班で協力して手探りで研究をしていくのが、無の状態から作り上げている実感がして良かったです。自分は あまりアイデアを出すことはできませんでしたが実験の手伝いでも班の役には立つことができました。 こういう風に役割を分担して研究するのは最初は戸惑いましたがだんだん楽しく感じてきたので、自分に必要な役が与えられるのはやる気につながると体験しました。

平成30年度 サイエンスプログラム

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「高大連携によるアクティブ・ラーニング教材の推進事業」

 京都教育大学 平成30年度教育研究改革・改善プロジェクト経費「高大連携によるアクティブ・ラーニング教材の推進事業」 の支援の下、平成30年10月22日に京都府立南陽高等学校サイエンスリサーチ科にて、 サイエンス講座「数学と自然科学について」を行いました。 京都府立南陽高等学校でのサイエンス講座は平成24年から続くプログラムです。 今年度もサイエンスリサーチ科に在籍する高校1年生約40名2クラスを対象に午前と午後の2回にわたり講座を行いました。

サイエンスリサーチ科「数学教育ゼミ」の特集がKBS京都テレビで放送されました。

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「高校生との教材開発合同ゼミによる新しい高大接続の模索」

 京都教育大学 平成29年度教育研究改革・改善プロジェクト経費「高校生との教材開発合同ゼミによる新しい高大接続の模索」 の支援の下、京都府立南陽高等学校サイエンスリサーチ科「数学教育ゼミ」と連携して、教材開発や実践の取り組みを行っています。 平成30年6月1日(金)に木津川市立木津第二中学校で行われた高校生による授業実践の様子が、平成30年6月5日(火)KBS京都テレビ「ニュースフェイス」で放送されました。「数学教育ゼミ」で開発した図形領域の教材を高校生3人が実践したその様子と共に合同ゼミに活動が特集で紹介されました。

サイエンスリサーチ科「数学教育ゼミ」との合同ゼミを行いました。

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「高校生との教材開発合同ゼミによる新しい高大接続の模索」

 京都教育大学 平成28年度教育研究改革・改善プロジェクト経費「高校生との合同ゼミによる数理科学教材の開発と実践」に続き、 平成29年度教育研究改革・改善プロジェクト経費「高校生との教材開発合同ゼミによる新しい高大接続の模索」 の支援の下、京都府立南陽高等学校サイエンスリサーチ科「数学教育ゼミ」と連携して、教材開発や実践の取り組みを行っています。 8月22日(火)には研究室訪問、11月8日(水)にはサイエンスフェスタに向けた発表練習を行いました。

国大協広報誌(一般社団法人国立大学協会)で紹介されました。

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 国大協広報誌「高大連携から高大接続へ 未来を見据えた積極的コラボレーション」

 京都教育大学では、京都府立南陽高等学校と連携し、大学教員による講義「サイエンスプログラム」への講師派遣や、 高校生と大学生・大学院生との「教材開発コラボレーションゼミ」を実施している。 この日は「質問」と「発問」の違いを意識して、黄金比に関連する教材作成に取り組んだ。 高校生に数理科学や教職への興味を持たせる狙いはもちろん、学生も現職教員による教材開発に触れることができ、相乗効果を生み出している。 「大学生とともに探究することで、教科の枠を超えたところにある様々な課題や疑問への気づきがあり、本校生の科学的な資質が向上しています。大学での学びの動機づけにもなり、 まさに高大連携から一歩進んだ高大接続と呼ぶにふさわしい取組です 」と語る南陽高校の小川雅史校長。学校現場からの評価も高い。(42号 p.13より抜粋)

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